リピートタウンライフ

































































(よかった)




















「……あー、マジあいつうぜー」
「普段家で何してるんスかね、彼……」


















































(…………?)





(こがちゃん……?)




















(こがちゃんがいない)





















「あの……」


















































「ねえねえ、知ってる?こがちゃんが、木壱先輩に告白したんだってー!!」
「ええー!!あのこがちゃんがー!?」
「でもさあ、木壱先輩って彼女いるでしょ?」
「木壱先輩、何てかえしたの?」

「何言ってるのかわんかねえよ!だってさー!!wwww」
「えー!!ウソー!!!!wwww」












それからのこと、こがちゃんは学校に来なくなってしまった















































「ねえねえ、隣のクラスの奴が、
公園でこがちゃんとさとうさんと例のおばあちゃんが一緒にいるのをみたって!」
「えー!この町の不審人物トップ3じゃん(笑)」
「こらこら(笑)わたし、さとうさんのファンなんだから!」


「あのお婆ちゃん……名前分かんないけど……なんか、ものすごい剣幕で
こがちゃんに怒ってたって聞いたよ。」
「え……いつもおっとりして、ふにゃふにゃいってるあのお婆ちゃんが?」
「こがちゃん、あれから学校に来てないね……」


「うん……ちょっと心配かも。」
「たまに話聞いてないけど、いいこだったよね。こがちゃん。」
「たまにというか、しょっちゅうね(笑)今どうしてるのかな?会いに行こうよ!連絡先知ってる?」
「いや……」








この町の日々は平穏に流れ続けている


たまに起きる小さな事件はこの町の人々にとっての余興に過ぎない


ふとしたことで何かが欠けても、
明日になれば何事もなかったように当たり前の日々が過ぎていく


多分、僕も……いてもいなくても、何も変わらない存在だろう。







それでも、僕はこの街が好きだ






















































リピートタウンライフ……おわり




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