酒場〜Dandyism Mellow〜


手抜きマスター:
ふむ。

アカペーン:
うむ。

手抜きマスター:
建設的な会話をしよう。

アカペーン:
は?

手抜きマスター:
建設的な会話だ。
このコーナーが始まってからというものの、
全くロクな会話をしていないじゃないか。
いや、もう会話として成立しているのかすらもあやふやであるな。

アカペーン:
いや、なんでいきなり……。
というか会話としてすら成立してないって、
じゃあ一体俺達のしている事はなんだっていうんだ?

手抜きマスター:
いや、知らん…………
「くちうごかし」だな。

アカペーン:
「くちうごかし」!?

手抜きマスター:
ただ口を動かしているだけだから、
「くちうごかし」だ。

アカペーン:
会話として成立していない会話は、
「くちうごかし」と呼ぶのか………。
というか、普通に「しゃべり」とかでいいじゃん。

手抜きマスター:
全く意味を持つことのない「しゃべり」は、
「くちうごかし」だ………。

アカペーン:
つまり、俺達の今までの会話には、
意味すらも通ってないという事か…………。

手抜きマスター:
うむ………。

アカペーン:
いや、否定しろよ!!

マスター、おかわり。

手抜きマスター:
もうテーブルにおいてある。

アカペーン:
な、(ぇ

ありがとよ。




手抜きマスター:
まず↑のようなやりとりが、
全く意味を持っていない。

アカペーン:
なん…だと…

手抜きマスター:
そしてお前の無駄に太字な
なん…だと…」も、全く意味を持ってない。

アカペーン:
なん…だと…

手抜きマスター:
そもそもお前の存在自体が、
全く意味を持っていない。

アカペーン:
なん…だと…!!!!

アカペーン:
もう怒ったポーーーーーー!!!!!!!

手抜きマスター:
落ち着け。

アカペーン:
これが落ち着いていられるか!!!!!

手抜きマスター:
落ち着け。

アカペーン:
これが落ち着いていられるか!!!!!

手抜きマスター:
落ち着け。

手抜きマスター:
落ち着け。




アカペーン:
ふむ。

手抜きマスター:
うむ。

容易にキれすぎだろう。
少しは自分を省みたらどうなんだ。

アカペーン:
いや自分の存在そのものを否定されたら、
そりゃ誰だって怒るだろう。

手抜きマスター:
というかなんだ「もう怒ったポーーー!!!」って。
お前はマイケル・ジャクソンか。

アカペーン:
いや、マイケル・ジャクソンも
怒ったときに「もう怒ったポーーー!!」とは言わないだろう。

手抜きマスター:
言ったら面白いのにな。

アカペーン:
いや、別に面白くはないだろう………。

と言おうとしたが考えてみると面白そうだな。

手抜きマスター:
どっちだよ………。




手抜きマスター:
というか結局今回に至っても
全く「建設的な会話」をしていないではないか。
少しは真面目にやったらどうなんだ。

アカペーン:
誰に言っているんだ、誰に。

手抜きマスター:
お前以外に誰がいるんだ。

アカペーン:
俺か。

手抜きマスター:
お前だ。

アカペーン:
というかその前に「建設的な会話」って、
一体どんな会話の事を挿すんだよ。

手抜きマスター:
発言の一つ一つに意味があり、
会話の内容そのものに非常に有益な意味があるような会話の事を「建設的な会話」と言っているが。

アカペーン:
ではその「有益な意味」とは、
一体どのような事を指すんだね。

手抜きマスター:
自分で考えろ。

アカペーン:
なん…だと…。


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